製品ができるまでWorks
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企画デザイン
パッケージに使用される用紙は商品の特性、重さ、形態及び使用目的、コストなどを考慮して決定します。
まずはお客様の要望に合わせて白箱(試作品)を作成し、用紙、形態が決定した後、デザインと合体した企画デザインをご提供します。
試作品一個から必要な個数に応じて作成します。 -
製版
スキャナーで商品の色味や濃度を忠実に分解し、パソコンで編集・加工をしていきます。
そして校了されたデータを基に、色数に合わせて分版されたフィルムを出力します。用紙とパッケージの展開サイズを考慮し、作成した木型に合わせてフィルムをPS版に焼き付けていきます。
今後、品質の管理・納期の短縮などの点において、CTPの導入も検討しています。 -
印刷
当社では、菊全版(5色+ニスコーター)の印刷機を設備しています。パッケージの印刷物には商品を入れて輸送する際にパッケージ同士が擦れて表面 の印刷が取れる現象がおきます。
当社の印刷機は印刷物同士を1000回擦っても大丈夫な耐摩擦性に優れた「耐摩ニス」「艶ニス」それに艶を消す為の「マットニス」も同 時に印刷可能な機械です。更に0.04mm~0.8mmまでの薄紙から厚紙(板紙)、果ては薄いダンボール(G段)へのダイレクト印刷も可能です。 -
型抜き
当社には2台の型抜き機があります。1台は菊全自動平版打抜き機、最小270mm×400mmから最大750mm×1060mmのサイズの紙、紙厚0.1mm~1.5mm(B段)の紙まで打抜きが可能です。従来は0.1mmの薄紙の打抜きは困難でしたが、この機械は簡単に打抜きが出来ます。もう1台はA倍自動平版打抜き機、最大940mm×1270mmまでのサイズの紙、紙厚0.03mm~3mmの紙まで幅広く打抜きが可能です。また、折り目やミシン目も同時に入れることが出来ます。2台の機械でお客様の要望に幅広く対応できる体制を整えています。
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製函(紙トレー)
トムソンによって打抜かれた用紙を貼り合わせ折りたたみ加工します。 サイド貼り、両サイド貼り、底貼りの一般的な貼りはもちろん、順折り、底折り、逆二重底折り、4コーナーC式貼り、4コーナーB式貼りまで出来ます。また、宅配便のメールボックスの貼り も可能です。 2007年7月に、最小5センチの順折底貼が可能な機械を導入しました。 更に紙テーパートレー自動製函機を導入し、プラスチックトレーに代わる環境に優しい紙トレーをご提供しています。 今後、耐水・耐油性の高い商品、臭いを吸収する紙を使用した商品、電子レンジ対応の商品を取扱い出来るよう計画中です。